J1初ゴール! 久保建英の凄さ

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久保建英選手が遂にJ1初ゴールを挙げましたね。

 

今回はそんな久保選手の凄さについて書いていきたいと思います。

 

久保選手のJ1初ゴールシーンはこちら


【公式】久保建英がイニエスタの前でJ1初ゴール!ゴール動画:久保 建英(横浜FM)56分 ヴィッセル神戸vs横浜F・マリノス 明治安田生命J1リーグ 第24節 2018/8/26

それでは久保選手の凄さについて書いていきます。

 

まず一つ目は空間把握能力の高さです。

 

ターンのスピードが物凄いわけではないのですが、どの位置に相手選手がいるのかよく把握していてファーストタッチで簡単に前を向くことができます。もちろんファーストタッチの精度も素晴らしいです。

 

神戸戦では藤田選手の厳しい寄せに対応できず、つぶされてしまうシーンも多かったですが、ターンできる状態であればほとんどの場合ターンできます。

それは、周りの状況をしっかりと確認できているからです。

 

狭いスペースで受けに行くシーンも多くありますが、現在はあまりパスが出てきません。狭いスペースで受けたシーンで寄せられて取られてしまうシーンがまだまだあるのでチームメイトも出しづらい部分があると思います。

 

ただ、本当に苦しい場面では無理にターンせずにバックパスを選択できる状況判断能力もあります。ボールに触ることで特別な変化を起こすことができる選手なので、今後はボールタッチを更に多くしていってほしいです。また、若い選手なのでチャレンジすることも続けて大きな成長を遂げてほしいです。

 

 

次に2つ目は、キックのバリエーションの多さです。

 

これは単純にインサイド、アウトサイド、インステップということもそうなのですが、蹴る前に何気ないフェイントを入れることができます。

 

Jリーグの選手の多くはパスに少しのズレが生じてしまうことが多いのですが、久保選手は走っている選手に浮き玉のパスを出すときでもあまりパスがズレません。

フェイントについては、少しタイミングをずらす程度なのですが、この少しのタイミングのズレが相手の守備の対応を少し遅らせることができます。サッカーではこの少しのことでチャンスを作ることができます。

そういったプレーを何気なくできるという部分がとても17歳とは思えない!

 

皆さんもこの久保選手の小さなフェイントに注目して次の試合を見てください。

 

3つ目は守備です。

 

これは個人的な感覚なのですが、Jの若手選手はプレッシングのときにコースの切り方が甘かったり、後ろからの連動を感じずに前からプレスに行ってしまうシーンや、コースを切ったとしても切るだけだったりするのが多いと思うのですが、久保選手はボランチへのパスコースを切るだけでなく、取りに行く守備ができます。

完全に刈り取れるシーンはフィジカル的な問題で少ないですが、そういった守備をしています。

バルセロナ仕込なのかはわからないですが、Jリーグではあまり見られないプレーであると思います。

 

 

久保選手の素晴らしさについて3点書きましたが、まだミスも多く改善すべき点は多いと思います。期待をこめてこのような書き方をさせて頂きました。

FC東京では戦術面の問題でフィットしきれずあまり出場できませんでしたが、マリノスのスタイルは久保選手に合っていると思うのでこれから多くの試合に出場できると思います。

この世代の選手は試合に出るたびに成長することができると思うので、試合に出て更なる成長を遂げ、これから更に得点・アシストといった結果を出していくことに期待したいです!