アジアカップ 中島、守田負傷離脱

残念なニュースが飛び込んできましたね。

 

中島と森田が負傷離脱することが発表されました。

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現代表においての中島は攻撃のキーマンであり、エースであり

 

ドリブルのテクニックで決定的なチャンスを多く作り出しており、攻撃を引っ張っている存在です。

 

日本の攻撃パターンの減少は間違いないでしょう。

 

守田は去年のJで川崎の優勝に大きく貢献した選手です。

特徴である守備の部分に加えて、ビルドアップもかなり成長しており、これから日本代表に定着すること間違いないと思っている選手です。

 

今回のアジアカップを通してアピールできると思っていたのでかなり残念です。

 

 

そんな2人の代わりに乾選手と塩谷選手が招集されました。

 

乾はベティスであまり出場機会がなく苦しんでいますが、ドリブルに加えて、守備の部分でも貢献できます。

 

中島よりも守備の部分では良いプレーをすることは間違いないですが、アジアカップでは相手が引いてくることが予想されるので、乾選手の持ち味でもある守備は存分には活かせないかもしれません。

 

ただ、ドリブルやW杯の時のようなゴールで日本代表に貢献してほしいです。

 

 

塩谷はアルアインでプレーしており、12月の末まで試合をしていたので、コンディションの部分では国内組の選手を再招集するよりは良いと思います。

 

クラブW杯でも素晴らしいプレーを見せてくれていたので、期待していますが、守田選手とはポジションが異なるので、どういった起用法になるのか楽しみです。

 

森保監督とも長年一緒に仕事をしてきた選手なので、戦術に素早くフィットできるので即戦力だと思います。

 

もしかしたら、3バックを試すかもしれません。

 

急に残念なニュースが飛び込んできましたが、代わりの乾、塩谷の活躍を期待しています。

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190105-15461322-gekisaka-socc.view-000

 

 

 

アジアカップ開幕目前 注目ポイント

今回はアジアカップについて書いていきたいと思います。

 

本田、香川らを擁した前回のアジアカップではベスト8でUAEに敗れてしまいました。

 

前回大会から分かるように、アジアカップは過密日程で行われます。

 

アギーレ体制ではグループリーグ最終戦まで敗退の可能性が残されており、

 

ターンオーバーを出来ない辛い戦いになりました。

 

UAE戦では延長で長友選手の足がつってしまい10人で戦わなければならなくなったということもありました。

 

今回も日程、気温、湿度も含めてコンディション面で厳しい展開が予想されます。

 

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                                       (日本代表の予想フォーメーション)
 

 

そんな今回の大会の注目ポイントを3つ挙げたいと思います。

 

1. 引いた相手に対しての崩し

2. 公式戦初めてのメンバー

3. 控え選手の活躍

 

 

1.引いた相手に対しての崩し

アジアカップのほとんどの相手は日本に対し後ろのゾーンで構え、4-4、4-5、5-4といったブロックを敷いてくることが予想されます。

 

これまでの親善試合では相手はブロックを固めるというより

プレッシングを前からかけた真っ向勝負で挑んできましたが

アジアカップとなると日本に対して大きなリスペクトを持ち

失点を抑え、少ないチャンスでの得点のみにかけたサッカーをしてくることが多いです。

 

森保監督になってからの日本は、素早いトランジションから

二列目の3人に早くボールを入れて攻める形から多くのチャンスを作っていましたが

引いた相手に対してスペースがない場合にどのように攻めていくのかが重要になってくると思います。

 

今の日本はサイドを攻略する攻撃が極端に少ないので、

中央に固執してしまうと厳しい戦いになると思います。

 

サイドバックには長友、酒井といった質の高い選手がいるので、そこの連携から攻撃をしてほしいと思います。

 

サイドも活用した攻撃が今の日本の形に加われば相手を効率的に揺さぶることもできるので楽な戦い方もできるようになると思います。

 

2.公式戦初めてのメンバー

今大会では中盤より前のポジションにA代表での初公式戦のメンバーが多くいます。
ディフェンスラインは経験豊かな選手が多く在籍しているので、安心感がありますが、前の選手は若く経験の浅い選手が多いです。特に2列目には原口しかいません。

 

今の日本は2列目の活躍が結果を左右するといっても過言ではないので少しの不安要素でもあります。

 

これまで代表で活躍してきた選手もアジアカップは独特の雰囲気があるとよく言っていますが、どの試合も簡単ではないと思います。我慢する時間も多いと思います。

なので焦らずに自分たちのプレーをすることが重要になります。

 

そういった部分で代表歴の長い選手たちがチームをまとめていい方向に導いてほしいと思います。

 

3.控え選手の活躍

先ほども書いた勝ち進むほどに通り厳しい日程になり、相手は強くなり総力戦になっていきます。

怪我やコンディション不良などで全員が万全で全試合に臨めるとは思えません。

 

そこで、控えメンバーの活躍が重要になってきます。

現在の代表はある程度のメンバーが固定で戦っており、特に2列目に関しては、選手が変わると大幅に質が落ちます。

例えば、南野を交代させた際の442になる時でも、うまくいっていないです。

CF の大迫がいなくなっても攻撃の形は大幅に減ります。

 

そこで控え選手たちの活躍が間違いなく必要になります。

 

攻撃の選手は攻撃面で変化を残すだけでなく、プレッシング、ポジショニングなどチームにフィットしたプレーを行えるように戦術のすり合わせも必要になります。

 

守備の選手は前線の選手との連動、ボールにアタックするタイミング、カバーリングの意思統一などが必要になります。選手交代で生じた微妙なズレが失点に繋がってしまうことも少なくないので他の選手との連携が必要になります。

 

控え選手の活躍が日本代表を助けるシーンが出てくれば優勝に近づくと思います。

 

 

 

まとめ

今回はこのように3つのポイントを挙げてアジアカップについて考えてみました。

この3点はいつでも付きまとう問題なので当たり前だと思われた方も多いと思いますが、こういった点が総力戦では結果を左右すると思っています。

 

森保監督の日本代表はまだ若いチームです。

そんな代表がアジアカップを通してどのように進化していくのか楽しみです!

 

皆さんも森保JAPANのアジアカップ優勝を願って応援しましょう!

 

 

 

最後に日本代表のGLの日程を書いておきます。(詳しくはコチラから)

 

第一節 1月9日   トルクメニスタン戦 20:00~

第二節 1月13日 オマーン戦     22:30~

第三節 1月17日 ウズベキスタン戦  22:30~

 

 

ちなみに、解説者の戸田和幸さんがアジアカップ”裏解説”を行うそうです。

アジアカップをより深く観戦することができるコンテンツだと思いますので、

お勧めです。僕自身も勉強したいと思います。

↓↓↓裏解説の詳細はコチラ↓↓↓

footballbase.base.shop

 

以上、長文失礼致しました。

 

 

日本 VS コスタリカ レビュー

昨日のコスタリカ戦について書いていきます。

 

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日本は4231に近い442、コスタリカは532の形でスタートしました。

 

コスタリカは541のイメージが強いですが、韓国戦では4バック、日本戦では5バックの2トップという今までの印象に無いフォーメーションを試してきました。

中盤としては、3枚でスライドして守るシーンと、前線の1人が下がってきて4枚で守るシーンの2つがありましたが、約束事が決まっていないようで、スライドが間に合わなかったり逆サイドの守備がルーズになってしまうシーンもあり、WBの守備時のポジショニングも整理されていなかったように見えました。

基本的な5バックの守備として3CBの内の1人は相手の落ちて受けようとする前線の選手に対して強くプレッシャーをかけるのですが、日本にはダイレクトプレーなどを使って1枚ずつ剥がしていきます。日本がそこまで上手くビルドアップ出来ていた訳ではなかったですが、南野、堂安、中島はボールキープが出来ていたので、コスタリカの守備はハマらずこの3人を捕まえきれていないように見えました。

後半前線のプレスと中盤のマークが少しルーズになったので日本の攻撃が少しずつ良くなったと思います。

 

攻撃においては、WBを使うシーンを狙っていたように思います。WBは日本のサイドバックとサイドMFの中間ポジションを取り、浮いた位置で受けるシーンが何度かありました。一度は日本のサイドバック周辺で受けるシーンもあり、そのシーンは守られてしまいましたが良い狙いだったと思います。

 

 

次に日本ですが、森保監督が得意とする3421の可変システムではなく442でスタートしました。多くの選手が各クラブで起用されているポジションでの起用となったので、スムーズに試合に入れたのだと思います。

日本もコスタリカと同様、守備時の決まりごとは少ないように見えました。前線の2人がCB3人をチェックする形になるので追いきれないシーンもあり、堂安と中島が前にきてプレスをかけるシーンも多くなかったので、CB1人にフリーで受けられてしまうシーンがありました。コスタリカが韓国戦を4バックで戦っていたためそれを想定した守り方だったのかもしれませんが、状況に応じた守備も必要になってくると思います。ただ、コース切りが上手くいってハメることが出来ているシーンではDF陣が前向きにプレッシャーをしっかりかけてインターセプト出来ているシーンも多かったので、その点は素晴らしかったと思います。

攻撃面ではビルドアップから青山や遠藤がいいポジションを取ることで縦パスを入れる事ができていたので、良かったと思います。ただ、前半は個々のポジショニングが悪いシーンがあり、上手くビルドアップ出来ていませんでした。CBからのフィードは少し少なかった印象もあるので、そこは改善できるポイントだと思います。

縦に速く入れるシーンも多くありましたが、時間をかけてサイドチェンジをして相手を動かすようなプレーが増えてくるともっと幅のある効果的な攻撃をすることができるようになります。532は中盤のスライドが難しいのでそこをつく事が出来ればもっと楽に攻撃を組み立てられていたと思います。

 

ゴールを決めた南野は様々なシーンに顔を出して攻撃に推進力を与えてくれていました。本来のポジションでの出場となり実力を発揮できていたと思います。ゴールシーンは一度ボールを止めることで相手が股を開けた瞬間にシュートを打てるように調整しています。股を抜くシュートを狙えていることはゴール前で冷静であり、技術の高さを証明するようなプレーだったと思います。大きな成長を感じさせてくれたので、これからに期待です。

また、この試合で特に良かったのは中島です。ボールを受ける前の動きが良いので、良い状態で受けることができ簡単に前を向いて勝負が出来ます。ドリブルで相手を剥がすシーンが幾度もあり、チャンスクリエイトの部分で大きく貢献していたと思います。

ゴールを決めた伊東選手も今シーズン素晴らしいプレーをしている選手です。ボールを受ける前の動きが格段に向上しているので、スピードや技術がより生きるプレーが出来るようになっています。ドリブルで仕掛ける意識も持っていて右利きながら左足でも良い精度で蹴ることができるので、堂安選手との今後右サイドのレギュラー争いがかなり白熱すると思います。

 

日本全体としてはボールを奪ってからのスピード感があり、攻守においてトランジションの部分はかなり意識していたように見えたので、トランジションの速さという部分が昨日の試合ではチームとして一番良かった部分だと思います。

 

 

日本は若い選手達が躍動するゲームとなりました。今後、今回のメンバーとロシアW杯のメンバーとのレギュラー争いが過激になっていくと思いますが、若い選手にはロシアW杯のメンバーを蹴落とす覚悟でプレーし、遠慮して本来の力が発揮できないような事はないようにして欲しいです。ロシアW杯のメンバー達は素晴らしい技術や戦術眼をもった選手が多いので、自らの特徴を生かしたプレーをして欲しいです。

 

 

今回はこれで以上となりますが、これから「どういったメンバーでどのようなシステムで戦うのか」などに注目していこうと思います。

 

 

日本代表 VS コスタリカ

今日は森保JAPAN初戦の注目ポイントを挙げていきます。

 

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ポイントとして以下の2点を挙げます。

•442か3421か

•新戦力がどのような活躍を見せるか

 

 

まず「442か3421か」というところですが、

森保監督はサンフレッチェ広島時代に3421と415の可変システムを用いていました。

守備時には451の形でブロックを敷き、攻撃時にはボランチの1角が最終ラインに落ちて両ウイングを上げるシステムを用いていました。

このシステムはJリーグだからこそ通用していた部分もあるのではないかと思います。というのも、JリーグのDFやDMFはボールを持ち運ぶという事をあまりしません。また、したとしても精度が低く良いビルドアップに繋がらないその場しのぎのプレーになってしまうことが多々あります。そのためJリーグではあまり無かったCFの脇のスペースを有効活用された時に守備は後手後手になってしまう可能性が高いです。

実際、アジア大会の決勝では韓国にここのスペースを上手く使われて韓国の流動的な前線の動きに後手を踏み厳しい試合になっていました。

また森保監督が好むシステムはクラブレベルでは落とし込めるものであると思いますが、代表という短い期間では難しいのではないかと思います。

そのため、プレッシングやビルドアップをどういった形で行なっていくかという部分は大きな観戦ポイントだと思います。

ビルドアップやプレッシングに関しては、442ならば慣れている選手も多い点からスムーズに戦える可能性が3421より高いと思われます。

 

 

次に「新戦力がどのような活躍を見せるか」という点ですが、僕が注目している選手は堂安選手、伊藤達哉選手、富安選手の3人です。

堂安選手はドリブル、ミドルが特に持ち味の選手です。僕が最近の試合を見る限り、u-20W杯の時に比べてボールを受ける前の動きが成長したので、スピードに乗りやすい受け方ができるようになった部分が大きく成長していると思います。

伊藤達哉選手はドリブルのクイックネスが日本人離れしています。スタミナや守備時のデュエルは改善点だと思いますが、ドリブルに関してはここまで速い日本人選手は他にいません。右サイドでも左サイドでも仕掛けることができるのも素晴らしい点だと思います。これからの成長も考慮して個人的には一番期待しています。

富安選手はビルドアップやカバーリングに優れた選手だと思っています。ベルギーリーグでの試合を見ることが出来ていないので、今現在のプレーについて深く語ることは出来ませんが、u-20W杯や福岡の時に見たプレーでの印象は技術もありながら最後の部分で身体を張れる闘志も併せ持つ選手だというものでした。森保監督の3421ではワイドのCB2人は攻撃面でも大きな貢献が求められます。その点で言えば、富安選手にとってはやりがいのあるシステムではないかと思います。

 

新戦力の発掘という部分では得点という結果だけではなく、プレッシングやポジショニングなどにも注目しなければならないと思います。ロシアW杯のメンバーはそういった部分において日本人トップクラスなので単純な得点やアシストだけでの判断は危険です。

 

個人的に世代交代はするものではなくて起きるものだと思っているので、実力で代表でのポジションを奪い取る選手が出て来なければダメだと思います。日本サッカー成長のためにも、若い選手達の成長が重要になります。

アジアカップも控えている中でどのような新戦力がメンバーに残るのか、、、大きな試金石になる試合なので今日の試合はとても楽しみです。

 

何だかんだ言っても日本が勝つのが見たいので応援します!皆さんも応援しましょう!

 

マンチェスターU VS トッテナム プレー分析

今回はマンチェスターU VS トッテナム のプレー分析をしていきます。

 

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まずはゴールシーンからです。

1点目ですが、ケインの動きが素晴らしかったです。CKからトリッピアーのファーへのボールをヘディングで決めましたが、ケインは一度ニアへ入るフェイントをかけます。その動きに反応したフィルジョーンズはつられてニアに動きます。その瞬間ファーへ動きなおしマークを外します。このプレーの素晴らしいところは、ケインの動きだけでなくボール落下予測です。一瞬にして落下予測を正確に行うことが出来なければこのようなプレーは出来ません。ストライカーとしての完成度が垣間見えたゴールだったと思います。フィルジョーンズの対応に問題があったとは思いますが、ケインの動きが素晴らしかったので、難しいシーンであったとも思います。

 

次は2点目です。このシーンはトッテナムの共通意識が生んだゴールだと思います。

前向きの守備でリズムを作れていたユナイテッドはそれまでと変わらずにボールホルダーに前向きにアタックします。フィルジョーンズがモウラに当たり、裏にスペースが空きます。本来ならそのスペースをスモーリングがカバーするべきだったと思いますが、そこをカバーしきれずにエリクセンに走られ使われてしまいます。そのタイミングをトリッピアーが見逃さずスルーパスを通し、エリクセンがグラウンダークロスを上げ走りこんだルーカスモウラが決めました。このシーンはユナイテッドが前向きの守備をしてくることを理解し、そこを狙ったプレーがこの3人の意識として一致していたので生まれたものでした。

また、スモーリングエリクセンにパスが出るタイミングで仕掛けたオフサイドトラップですが、あのシーンで行うにはあまりにもリスクが大きすぎるプレーだったと思います。シンプルにエリクセンを追いかけておけばあそこまで高精度のクロスは蹴れなかったかもしれません。たらればになってしまいますが、こういったミスが失点につながってしまっているのでユナイテッドは改善が必要だと思います。

 

次は3点目です。これはルーカスモウラを褒めるべきだと思います。スモーリングとの一対一を制してゴールを決めました。スモーリングの対応は問題ですが、ルーカスモウラのドリブルは素晴らしかったと思います。個人でしっかり仕掛けられる選手が居るのはトッテナムにとって大きな戦力になりますね。

 

トッテナムはほかの選手もアルデルヴァイレルトをはじめ素晴らしいプレーを見せてくれていました。アルデルヴァイレルトルカクにも負けず、スペースのカバーもミスなくプレーできていました。素晴らしい選手です。

 

一方ユナイテッドはCBに大きな問題を抱えています。失点に絡んだスモーリング、フィルジョーンズ、途中から出てきたリンデロフもあわや失点という軽率なバックパスのミスもありました。エレーラは本職ではないながらも良いプレーを見せていたと思うので、批判できません。ユナイテッドはCBの不安定感を解消することが出来れば良いチームになっていくと思います。

 

トッテナムポチェッティーノの指示でポジション変更やスペースを狙う動きなどが起きたのか分かりませんが、チームとしての完成度の高さを感じました。

 

モウリーニョには3年目のジンクスがありますが、それを今回こそは克服してほしいと思います。現有戦力のなかでどのように対応していくのか見ものですね。

 

今回は以上です。ありがとうございました。

 

マンチェスターU VS トッテナム マッチレビュー

今回はマンチェスター・ユナイテッド VS トッテナム のマッチレビューをしていきたいと思います。

 

まず結果としては0-3でトッテナムの勝利となりました。

 

こちらが両チームのスタメンです。

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まずはユナイテッドですが、ユナイテッドはこれまでの試合とは違い、3バックを使ってきました。(フォーメーションは3-6-1)

プレシーズンで用いていた3バックですが、今回の驚きはエレーラを右CBとして起用したことです。控えにはリンデロフが居るのにも関わらず起用してきました。

この起用はリンデロフのパフォーマンスに対する不安やフロントの補強に対する抵抗ではないかといわれています。

実際今シーズンのユナイテッドの補強は良くないものだったと思うのでモウリーニョの決断もなんとなく分かる気がしますが、、、

 

次はトッテナムです。

トッテナムは可変フォーメーションを用いるので、どのシステムがという事は断言しにくいのですが基本は4-1-2-1-2でした。

中盤の1-2-1の所は流動的に動く形が多かったです。

 

ここからは試合展開に併せて戦術について書いていきます。

 

まず前半です。

開始すぐのトッテナムエリクセンが中央のエリアのほとんどに顔を出し攻守に走っていました。そのなかで、ユナイテッドはカウンターを狙い続け、デンベレエリクセンの脇をポグバら中盤の選手が使い素早く中央突破を試みます。

ユナイテッドとしてはエレーラも素晴らしいプレーぶりで、大きなミスもなく好プレーを見せてくれました。

途中からトッテナムの中盤の配置が変わり、ダイアーが底、デンベレが左、エリクセンが右、アリがトップ下となります。アリは、攻撃性能は高いのですが、守備において戻りが遅いシーンが散見されました。さらに中盤が中央に密集しており、前線の2人は戻ってきて守備することはあまりないので、アリの戻りが遅いと7人で守備をするシーンが多くなります。そのためサイドの守備が手薄になるシーンが多くありました。

そこでユナイテッドは両WBが高い位置を取り、数的優位を作れるシーンが多くサイドを起点にチャンスを作り出していました。走り出しのタイミングなどに問題はありましたが、、、。守備としても中盤のプレスがよく、後ろの選手が前向きに激しい守備をすることができインターセプトの数も多く素早い攻撃につなげられており、トランジションやプレスバックの意識も高かったのでトッテナムに自由な形を作らせませんでした。

 

前半は間違いなくユナイテッドの守備がうまくはまり、ユナイテッドペースで試合が進んでいました。逆にトッテナムエリクセン、ケインに良い形でボールが入らずリズムを掴めていませんでした。

 

ここからは後半です。

トッテナムデンベレとダイアーが後ろめにポジションを取るようになり、4-2-2-2に近い形でプレーしていました。ユナイテッドも前半と変わらず良い守備をしていましたが、50分にトッテナムがトリッピアーのコーナーキックからケインのヘディングでゴールを挙げます。そして51分、立て続けにトッテナムのルーカスが2点目のゴール。

この2失点でユナイテッドはペースを乱します。そしてモウリーニョはサンチェス、リンデロフ、フェライニを投入し、ユナイテッドはフェライニトップ下、リンガード右の4-2-3-1のような形になります。しかし、この形もあまり機能しません。フェライニルカクという強力な高さを持つ選手が居るのにも関わらず、ハイボールをあまり入れないので攻撃が行き詰るシーンが多くなります。

その一方トッテナムはリズムに乗り出し、守備が機能し始めます。

前半とはまるで違った試合展開になり、トッテナムが効果的な守備から攻撃を仕掛けるようになります。一方ユナイテッドは攻勢に出なければならなくなったので、前ががりになり、後ろのスペース管理が少し甘くなります。攻撃面でもフェライニをめがけたハイボールをあまり使わないので攻撃に迫力も出ずにゴールの予感がしないシーンが多かったです。

そして84分にカウンターからダメ押しのゴールをルーカスモウラが決め試合は0-3で終了。

 

後半はユナイテッド側からしたら思ってもなかった展開だと思います。

実際見ていた僕も予想できない展開でとても面白い試合でした。

 

今シーズンのユナイテッドには不安が残る試合になりましたが、前半の出来は素晴らしかったと思います。前半のプレーに攻撃のバリエーションが増えていけばよくなっていく予感もします。これかに期待したいです。またCBの層の薄さを強く感じる試合でもあったので、モウリーニョがどのように対応してくるのか楽しみです。

 

一方トッテナムは、前半のような試合展開でも修正してしっかりと勝ちきることが出来るチームなので、このままの調子を維持できればトップ4は硬いと思います。ここから更に進化していくのを見るのが楽しみなチームです。

 

 

試合全体としては、とても面白かったです。トッテナムの選手の状況に合わせたプレーやユナイテッドの前半の整備された守備など見所の多い試合だったと思います。

今シーズンがますます楽しみになりました。

 

試合を通して良かった選手や良くなかった選手、ゴールシーンについては次の記事で書きたいと思います。

 

それでは失礼します、長文失礼しました。

 

西村拓真 CSKAモスクワ移籍合意

 

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西村拓真選手のCSKAモスクワ移籍が合意しましたね。

 

西村選手は主に3421のシャドーとして出場していますが、2トップの一角としてもプレーすることができます。

 

プレーの特徴としては、切れのあるドリブル、オフザボールでの動きやシュートなどが素晴らしい選手です。

ボールを持てば仕掛けることもでき、ボックスの外からでもシュートを打つことが出来ます。今シーズン決定力に磨きがかかり、24試合11得点と好成績を収め得点ランキングでも4位に位置しています。

昨年はJリーグニューヒーロー賞を受賞するなど、期待の新人選手なのでCSKAでいいプレーをして日本代表に食い込むような活躍を期待したいです。

 

CSKAは352を採用しているようなので、2トップの一角をかけてスタメン争いをすると思われます。

 

現在世代交代が期待されている日本代表に入る可能性のある選手だと思っています。

 

CSKAでのこれからの活躍に期待しています!

 


Takuma Nishimura 西村 拓真 - CSKA Moscow? - Skills, Assists & Goals 2018 /HD/