日本代表 VS コスタリカ
今日は森保JAPAN初戦の注目ポイントを挙げていきます。
ポイントとして以下の2点を挙げます。
•442か3421か
•新戦力がどのような活躍を見せるか
まず「442か3421か」というところですが、
森保監督はサンフレッチェ広島時代に3421と415の可変システムを用いていました。
守備時には451の形でブロックを敷き、攻撃時にはボランチの1角が最終ラインに落ちて両ウイングを上げるシステムを用いていました。
このシステムはJリーグだからこそ通用していた部分もあるのではないかと思います。というのも、JリーグのDFやDMFはボールを持ち運ぶという事をあまりしません。また、したとしても精度が低く良いビルドアップに繋がらないその場しのぎのプレーになってしまうことが多々あります。そのためJリーグではあまり無かったCFの脇のスペースを有効活用された時に守備は後手後手になってしまう可能性が高いです。
実際、アジア大会の決勝では韓国にここのスペースを上手く使われて韓国の流動的な前線の動きに後手を踏み厳しい試合になっていました。
また森保監督が好むシステムはクラブレベルでは落とし込めるものであると思いますが、代表という短い期間では難しいのではないかと思います。
そのため、プレッシングやビルドアップをどういった形で行なっていくかという部分は大きな観戦ポイントだと思います。
ビルドアップやプレッシングに関しては、442ならば慣れている選手も多い点からスムーズに戦える可能性が3421より高いと思われます。
次に「新戦力がどのような活躍を見せるか」という点ですが、僕が注目している選手は堂安選手、伊藤達哉選手、富安選手の3人です。
堂安選手はドリブル、ミドルが特に持ち味の選手です。僕が最近の試合を見る限り、u-20W杯の時に比べてボールを受ける前の動きが成長したので、スピードに乗りやすい受け方ができるようになった部分が大きく成長していると思います。
伊藤達哉選手はドリブルのクイックネスが日本人離れしています。スタミナや守備時のデュエルは改善点だと思いますが、ドリブルに関してはここまで速い日本人選手は他にいません。右サイドでも左サイドでも仕掛けることができるのも素晴らしい点だと思います。これからの成長も考慮して個人的には一番期待しています。
富安選手はビルドアップやカバーリングに優れた選手だと思っています。ベルギーリーグでの試合を見ることが出来ていないので、今現在のプレーについて深く語ることは出来ませんが、u-20W杯や福岡の時に見たプレーでの印象は技術もありながら最後の部分で身体を張れる闘志も併せ持つ選手だというものでした。森保監督の3421ではワイドのCB2人は攻撃面でも大きな貢献が求められます。その点で言えば、富安選手にとってはやりがいのあるシステムではないかと思います。
新戦力の発掘という部分では得点という結果だけではなく、プレッシングやポジショニングなどにも注目しなければならないと思います。ロシアW杯のメンバーはそういった部分において日本人トップクラスなので単純な得点やアシストだけでの判断は危険です。
個人的に世代交代はするものではなくて起きるものだと思っているので、実力で代表でのポジションを奪い取る選手が出て来なければダメだと思います。日本サッカー成長のためにも、若い選手達の成長が重要になります。
アジアカップも控えている中でどのような新戦力がメンバーに残るのか、、、大きな試金石になる試合なので今日の試合はとても楽しみです。
何だかんだ言っても日本が勝つのが見たいので応援します!皆さんも応援しましょう!